だってオレ、パーフェクトおねいさん

「大きくなったらお嫁さんになる」シリーズ。曾孫編。

雨の七夕の夜に

あれ? なんかたーじぃ、元気ないじゃん。

 

うむ~。今日は雨だったからのう。

 

雨だったからのうって、別に今日雨だからってたーじぃになんか影響あるのか?・・・・・・って、もしかして七夕か。

 

そうじゃ。

鈍感なぱみゅ代が良く気がついたな。

 

鈍感って失礼な。オレはたーじぃよりはよっぼど季節の移り変わりや風光明媚に敏感なんだよ。
でも、たーじぃは全く興味がないだろ。
だから普段たーじぃとはそんな話をしないんだよ。
その点、まあはあは大知の潤いに敏感で、花や虫の声に敏感だからなあ。
ほんと、まあばあとは話が合うよ。
無理やりあわせてやってんの、気がついて欲しいもんだけどなあ。
けど、たーじぃは全く興味なかったんじゃなかったのかよ。

 

ふんっ。

 

しかしおかしいな。「アリパパと40にんのとうぞく」

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では、きっちりと魅力的な話にしてたじゃん。オレも感心したよ、あれは。
それに比べたら、七夕の雨は、もともと雨でも、鵲(かささぎ)が橋を作ってくれて会えるって説があるじゃん。
雨の七夕ぐらい、どーってことないだろ。

 

よく知っとるのう。割と日本では、雨の日は会えない節を採る人も多いんじゃがな。

 

はっは~ん。
そうか。思い出したぞ。
ちらっとママに聞いたことがあるわ。
おじいちゃんが初めて家を出て独立したって話だったな。
その時の七夕が雨の七夕だったんだろ。

 

そうじゃ。あの時は悲しくてなあ。

 

でも話聞く限り、おじいちゃんめちゃくちゃ優しくて、しょっちゅう家に帰ってきたそうだし、今も同じ敷地内に住んでるの、ぜんぶ、おじいちゃんのおかげじゃん。

 

まあのう。

あの時は、今と同じ、おばあちゃんが調子悪くした時でのう。おばあちゃんが心配だったということもあったんじゃがな。

 

なのに、まあばあは、おじいちゃんの決断を尊重したんだよなあ。自分の調子が悪い時に。まったく、まあばあは、たーじぃと違って優しくて器が大きいよなあ。
たーじぃも、まあばとと50年以上一緒に居るんだから、見習うとかいい影響受けるとかないのか。

自分自身は親の言うこと全く聞かなかったくせに。まあばがが言ってたぞ。

 

大きなお世話じゃ。

 

なんとか出て行くのを防ぎたくて、ブログで相談してここあおねえさんにカツ入れられたんだろっっ。笑

 

なっ、なんでそんなこと知ってるんじゃ。

 

ママが教えてくれたんだ。
ママが結婚する時、意外や意外にも、たーじぃは全く反対せず、家から独立する時も、黙って見送ったそうじゃん。

 

さすがじぃじゃ。

 

なんでだろと思って、おじいちゃん、まあ、ママにとったらパパだよな、が、独立する時はどうだったのか、当時のブログを読んだそうだよ。
ママも放っとけばいいのに、なんやかんやでたーじぃのことを気にかけてんだよなあ。

 

そじゃろ。

 

だいたいおじいちゃんにしてからが、ちゃんと独立して、結婚もして、ママが産まれて、で生活も順調だったのに、結局たーじぃと同居してるもんなあ。まあ、これはきっとたーじぃよりもまあばあと同居したかっんだと思うが。

 

ふんだ。

 

で、実際はまあばあがアドバイスしてくれたんだろ。
放っておけば、ちゃんと必要な時は向うから来てくれるって。

 

ま、まあな。

 

まあばあは来るもの拒まず、去る者追わずのタイプだからな。

 

せめてママとパパが舞い戻らなけりゃ、オレもたーじぃの世話しなくてすんだのになあ。結局ママもたーじぃの味方だしなあ。

 

何いっちょる。

 

まあ、だけど、オレは間違いなく、結婚したら、家を出て独立するけどな。断言しとくぞ。
でもまあ、結婚までは基本的には家に居る予定だ。
嬉しいだろ。

 

なんじゃと。じぃの嫁になるという話はどうなったんじゃ。

 

そんな話はもともと1ミリもこの世に存在していない。

 

むぐぐぐぐ。

 

オレはおじいちゃんやママみたいに、たーじぃに放っておかれても、気にして帰って来たりはしないからな。

 

むむむむむ。

 

あ~、その時が早くこないかなあ。

 

ぱみゅ代よ。

 

ん?

 

じぃはな、あの時、みんなに息子を引きとめる逆転の方法をたずねておったんじゃがな。

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だれからもアイデアを貰えなかったんだろ。

 

ああ、それはそうじゃ。
だれも、助言はしてくれなかった。

 

人望の無さだね~~。

 

ほっとけ。
その代わりじゃっっ。

 

その代わり?

 

偉大なるじぃは、20年かけて自分で最終の一手を考えついたんじゃ。

 

な、なんだよ。

 

家に勝手に押しかける、じゃ。

 

・・・・・・・・。

 

さすがに勝手に押しかけたなら、追い出すことはできんじゃろう。

 

うっっ。

ひ、卑怯な・・・・。

 

だからほれ、今すぐにでも独立していいんじゃぞ。

ほれほれ。

 

むぐぐぐ。
そんなことしてみろ、ここあおねえさん連絡して、キビシク叱って貰うからな。