だってオレ、パーフェクトおねいさん

「大きくなったらお嫁さんになる」シリーズ。曾孫編。

たーじぃにお祝いされる。

本当によくがんばったの~。

 

まあな。オレはまあばあの血か濃くて良かったよ。

たーじぃの血が勝ってたら、もう口だけ坊主だったからなあ。

 

なに言っちゃるっ。

 

まあまあ。彩代も今日は疲れてるんだから、漫才はそのぐらいにして、ゆっくりやすみなさい。

 

ま、そうだな、たーじぃの相手はまた明日してやる、、、と思ったけど、特別に許可してやッから、ちょっと部屋来いよ。

 

いよいよ、受験も終わったし、じぃに愛の告白か。

 

もう来なくて言い。

 

いやいや、行く行く。

 

いやでもぱみゅ代、ここまでほんとに良くがんばったな。

今日は簡単に好きなケンタッキーだったが、また改めて御馳走を食べに行こう。

 

ああ、そうだな、さんきゅー。

 

合格前にしておかないと、ぱみゅ代が落ち込んで暴れたら大変じゃな。

 

あのな。

オレはたーじぃとは違うんだよ。失敗はしないの。

というか、ぐらい失敗しても、来年まで続く道になるだけだから、計画建て直すだなんだ。

 

ぱみゅ代はほんとに強い子じゃなあ。

 

これぐらい普通。
一度ぐらい失敗したからって、落ち込んでられんし、そもそもまだ結果でてねーんだよ。

たーじぃはほんとに弱いからなあ。

 

なに言っちょる。

 

いやいや、今回はちょっと受験前だったからゆっくり話せなかったが、それでも、がんばったじゃん。えらかったぞ、たーじぃ。

 

ん?

まあばあのガン再発のことか。

 

ああ。すごく冷静を装ってまあばあを励ましてたって、ママが言ってた。爪の垢程度は見直したわ。

 

ふんだ。

 

いや、でも、ほんとに。

まあ、受験も終わってヒマでヒマで仕方ないから、これからはちょっと話きいてやっから。

 

まあ、検査でも順調だったからちょっとショックだったけどな。

 

そうだな。でもまあばあが一番ショックだっただろうし、そこをちゃんとやせ我慢して支えようとしてるたーじぃも結構がんばってんぞ。

まあ、おじいちゃんはクールだから安心だけど、たーじぃはな。

 

なんだよ。

 

いやいやなんでもない。

でもな、たーじぃ。

まあばあにはほんとうに感謝しなくちゃな。

 

ん?

 

だってそうだろ。

こんな時でも、ちゃんとご飯は作るわ、選択はするわ。もっとママに甘えたらいいのにな。
これからは、オレももっと手伝えるし。

 

そうじゃな。

 

まあ、たーじぃは、もうシチメンドクサイことは一切考えず、とにかくニコニコしといたらええねん。
それしかできんねんから。

 

ふんだ。

 

いや、たーじぃがニコニコしてない時はもう仏頂面しかしてないから、ニコニコしてるのが、世界平和のためだ。

 

 

 

見張ってるかんな。